トライアスリートも使う耐水日焼け止め!Wako's「トップアスリート サンプロテクトファイター」を使ってみたぞ
チェーンクリーナーのメーカーでおなじみのWako`s(ワコーズ)の日焼け止めがいいらしい、と自転車乗りの間でもっぱらの噂だ。
自転車用品のメーカーが作っているのだから、きっと自転車乗りの気持ちを汲んだ製品に違いない…なんて期待するじゃない?
日光に弱い私(肌が弱いところに日光が当たるとブツブツがでる)としても、これは手に入れるしかない。
y's roadで購入
ところが、調べてみるもamazonでは取り扱いなし。
2020年8月、調べるとamazonにありました!
新宿のy's roadならあるのでは?と思い、店舗に出向く。
Wako`sのコーナー(青い缶が並ぶあたり)や、備品系の棚を見渡すも見つからず。
思い切って店員さんに聞くと「ありますよ」と、鍵付きのガラスケースの中から取り出してくれた。
値段は確か3,500〜3,700円くらいだった気がする。専用クレンジングも3,300円くらいだったかな。
自転車用品は欲しいと思ったら値段を気にしないことにしているので、詳細は覚えていない…。
私が普段使っているのはアネッサの日焼け止め。女性ならわかると思うけど、水や汗に強い日焼け止めとして人気の商品(これもなかなかいいよ)。
これですら2,500円程度(日焼け止めにしては高め)なのに、それよりも高いワコーズの日焼け止めって…!
しかも、ワコーズの日焼け止めは「ウォータープルーフ」じゃなくて「スウェットプルーフ」って(強そう)。
効果に期待せざるを得ないよ!
アネッサ パーフェクトUV アクアブースター (SPF50+・PA++++) 60mL
- 出版社/メーカー: 資生堂ジャパン (SHISEIDO JAPAN)
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る
使用感は?
日焼け止め本体と、クレンジング。
Y's roadの店員さんいわく「中の液体が混ざりにくいので使う前に50回くらい振ってください」とのこと。
シャカシャカシャカシャカシャカ…!
まずは質感をチェック。
思っていたよりも液状で粘度はあまりない。
香りはきつくはないが、日焼け止め特有の香りはする程度。
質感なめらか。めっちゃ伸びがいいぞ!
日焼け止めはモノによっては全然伸びず、何度もチューブから液体を出さないといけなかったりする。
ところが、この日焼け止めは、指で馴染ませるとスーッとなめらかに伸びる。
よれたり、成分が偏ったりもしないので、単純に指で伸ばしていくだけで塗りたいところに広範囲に渡って濡れそうだ。
あまりにスルスルと伸びるので、オイリーな仕上がりかな?と思っていたが、乾くとそこまで気にならない。
早速、海で試してみたぞ!
サイクリングじゃないのかよ!といいたいところだが、ちょうど海に行く予定があったので。
耐水性、日焼け止め効果をみるにはぴったりの環境だしね。
快晴。最高の夏やで。ビールもうまい。
それはいいとして、日焼け止め。
日焼け止めを使わないと。
水着に着替えて、顔から体、手足に日焼け止めを塗りたくる。
背中も友達にがっつり塗ってもらう。
広く塗るとわかるが、皮膚の上に薄く白い油膜が出来上がっている。
まさに「プロテクト」という表現がぴったりだ。
使用量が多かったのも影響していると思うが、思っていたよりサラサラではなく、かといってベトベトといった感じでもない。
この感覚、何かに似ている…そうだ、チェーンを触ったあとの手の感じだw
ちょっと石鹸で洗った程度では落ちそうにない、あの感じ!
まあいい、とにかく泳ぐぞー!バシャバシャ。
…。
………。
すごい勢いで水を弾く。
水に入ると、日焼け止めを塗った肌の油膜が白く浮き上がってきた(日焼け止めが溶けているという意味ではなく)。
水の中でバリアを張っているようだ。
プロテクトしている感ものすごい。
わかりにくいが、手のひら〜指の間の、日焼け止めの成分ががっつり塗られているところが白い。
黄色い丸のあたりね。
がっつり塗ったところは、もはや水を弾くどころではなく、水に触れていないのでは?というほど。
普通に薄くぬったところもビシバシ水を弾いていた。
うん、こんなに水に強い日焼け止めは初めてだ。
これなら大量の汗も、暑さで水をかぶったのしても落ちないだろう。
50分に1回ちゃんと塗れば良さそう。
日焼け止め効果としては、期待通り十分といった感じだった。
例年の海の日焼けに比べると、焼けた範囲や日焼け後の炎症の程度ははるかに少ない。
朝10時から15時までいて、3、4回ほど塗り直したが、あと1回塗り直しても良かったかなぁ。
真夏の日焼け止めは、どちらかというと「汗や水で日焼け止め成分が流れない」というのがやはり大事なんだろうな。
クレンジングの質も良かった
海の家で温水シャワーをあびるも、やはり日焼け止めは全く落ちない。
帰宅して専用クレンジングをなじませてから流し、ようやくいつも通りの肌の手触りに。
クレンジングもベタつかず、オイルだがサラっとした使い心地。
お湯で流すとしっとり感が残り、必要以上に皮脂が流されるということもなく、肌の乾燥もなし。
洗顔石鹸で軽く洗ってすっきり。
うーん、これは普段のメイク落としとして使いたいレベルだ。
メイク落としとして考えると3000円前後はそこまで高くないお値段。
日焼け止め、クレンジングともにクオリティはかなり高く、満足のいくよい買い物だった。
ウェアに付くと白くなるので注意!
日焼け止めを塗ったあたりの衣類には、日焼け止めの白い成分が移るのでここだけは注意が必要かも。
今回は肌に塗る範囲が広かったせいもあるが、黒いウェアだとがっつり色移りが目立ってしまう。
画像だとわかりにくいが、肌に触れたところは軒並み白くなった。
落ちなかったらどうしよう〜と思っていたが、1回の洗濯であっさり落ちた。
ちなみに水着だと石鹸でもみ洗いしても落ちたが、これは繊維の種類によるかもしれない。
落ちないようであればクレンジングをつけようかと思っていたが、そこまででもなかった。
なお、私は普通の肌の強さなので、敏感肌の人に合うかどうかはちょっとわからないかなぁ。
使った感じ、アネッサよりも刺激や乾燥は少なめ(特に乾燥はしない)。
これまで使った日焼け止めの中で、最強クラスの耐水性であるのは間違いがない。
次はサイクリングで使うぞー。
はじめてのエンデューロ。「筑波8時間耐久レース」に出てきたぞ
「かんぱーい」
んー、夏のビールんまーい!
とあるきっかけで自転車メディアFRAMEさんのビアガーデンに参加した時に、その誘いはきた。
「明日、筑波8耐(筑波8時間耐久レースの略称)で1名欠員が出たんだけど、くる?」
どうも、8時間をチームメンバーで交代しながらひたすら走るレースがあるらしい。
有休消化中で心身ともに余裕のありまくる状態の今、断る理由がなかった。あと単純にサーキット場を走ってみたかった。
そんなわけで、エンデューロの経験も準備もない状態で筑波8耐に出ることが決まった。
車の輪行、天国すぎる
自転車を車に積んで、いざつくばへ。
乗車した5名のうち、つくば8耐の経験者はAさん1人。
Aさん「つくば8耐は似たスピードの人の尻にくっついて走る人がいっぱいいるよ」
え、マジでwwwそんなことするのwww
…なんて思っていた時代が私にもありました。
このあと、死ぬほど他人の尻を追っかけ回すことになるとは、この時は思ってもみなかった。
朝8時につくばサーキット場に到着し、各自自転車を組み上げていく。
みんなの自転車かっこいい。
テントの場所を陣取って設営。
すでに30℃超えでめちゃくちゃ暑いww
それはそうと自転車、かっこいい。
人の自転車は美しいなぁ(自分のを撮れ)。
ディープリムのホイール強そう。 GIANTも美しいねぇ。
今はもう手に入らない編集長のLOOK車白!!!美しいー!
それにしても暑い。時間がたつにつれてどんどん暑くなる。
開始前だが、耐えられずに頭から水をかぶる。
Sさん「これは、先が思いやられるぞ…」
出走前からバテ気味の私、無駄にメンバーを不安にさせる。
続々と他のチームが集まってきた。
コース試走〜TT
開始前に試走できるらしい、ということで、サーキット場を試走。
つくばサーキットはスタート直後に3〜4%の登りがあるが、あとは比較的平坦が続くコース。
公道でも山でもない、周りを気にせず自転車でどれだけ速く走ってもいい道を走るという体験は初めてだ。
走り始めてすぐに思い切ってペダルを踏み込んでみる。
サーっと勢いよく目の前の景色が流れて、脳から快楽物質が一気にドバーっと出る。
超ーーー気持ちいい!
スピードに乗ると、リアタイアから
「コォーーーーーッ」
という音が出始めた。
おお、これが神が言ってたカーボンホイールの風を切る音!!!
ぶっちゃけこれまで速く走ったことがなかったので、この音を聞いたことがなかった。
そうこうしているうちに、タイムトライアルが始まった。
我々はキャンプから見学。
8時間耐久レーススタート
暑さで溶けている間に、レーススタート。
ひとまず一人30分で交代しよう、ということになり「ゆっくり走るなら内側を行くんだよ」と教えてもらう。
我々は天下の強豪Yahoo!さんと同じレーンやで。
レーンで待機中、チームのメンバーの様子をうかがう。
どうもラスト1周になると、人差し指を立てて合図をするっぽい。
交代する時は、サポートの人が計測器バンドを取り外して次の人につける。
「わー次だ〜」とドキドキして待っていると、走り終えたNさんがアドバイスをくれた。
集団トレインに乗れ!
とにかく風の抵抗がきついから、集団に乗ると抵抗が減って楽だというのだ。
おお、よく漫画でみるやつ…!
そもそも私はこれまで2人くらいでしか走ったことがない。
それで集団に紛れるのはさすがに危ないので、トレインの一番後ろについてみることにしたが…。
うん、無理だった!
トレインは自分と近い速さで走っている集団でないと無理だ!心臓が爆発して死んでしまう!
このあと、いろんなトレインに乗ろうとしてみたが、これがめちゃくちゃ難しい。
少し離されるともうついていけないし、そもそもトレインに乗る時に結構踏んでがんばらないと乗れない。
3回ほど試したところで疲れと暑さで気分が悪くなってきたので諦めた。このままでは1回の走行でリタイアしてしまう。
↓1回目走り終えたときのツイート。
走った。生命体として何かが終わりそう。
— 中川苦行 (@yura3x3x3) 2017年7月8日
結局4周20分しか走れず。
それでも大きな峠1つを越えたかのような疲労感。というか何か死が近づいたんじゃないかってくらいのやばさを感じる。
運営のすいかサービスで少し生き返る。
メンバーからは「戸惑いが見られる走りでしたね (•̀ᴗ•́)و ̑̑」と励ましの言葉をいただく。
午後になり、路面温度60℃というアナウンスが流れた。
60℃?サハラ砂漠かな?
で、60℃。レーンに立っているだけで、じりじりと干物に近づいていく感じがする。
普通に立っているだけで心拍が130を越えてきたので、体温を下げるためにざぶざぶと水道の水をかぶる。
首も背中も水にひたし、腕も足もインナーにびっしょり水がしみ込むまで水を浴びる。
そのあと、自分に似た速さの人の尻をひたすら追っかけまくって、体力を節約しながら走った。
遅いわ体力もないわの私、ロードバイクに乗っているにも関わらず、クロスバイクのお兄さんの尻をひたすら追い回す。
途中、取材のために2人ほど人が抜けたが、リーダーの鉄人Aさんが鬼走りを見せ、時間をかなり稼いでくれた。
3〜4回自分のターンを走ったところで、ようやくラスト30分に突入。
ここからはもう走者の交代はできない。
そして、いよいよ表彰台をめぐるゴールスプリント!
ゴールスプリント! pic.twitter.com/1bVa8I4yxJ
— 中川苦行 (@yura3x3x3) 2017年7月8日
続いてウィニングラン。
つくば耐久8時間レースにでてきました。ウィニングランに感動したー。#roadbike #つくば8耐
あ〜ここにいるみんなが8時間走り抜いたんだなー、苦しかったけど早かったなぁなんて思うと、ちょっと寂しいような、どこか嬉しいような、なんだかフワフワとした不思議な感覚になる。
エンデューロも集団走行も奥が深いなあ。そして世の中にはこんなに平坦を速く走る練習をしている人たちがいるんだな。
自転車の世界はまだまだ知らないことだらけで、相変わらず面白い。
こんなにいい体験をさせてくれたFRAMEさん、ありがとうございました〜!
FRAMEの記事はこちら↓
ロードバイクに乗り始めて5kg減量したぞ
以前「ダイエットしまっせ〜」的なエントリーを書いたけど、あれから数ヶ月。
計5kg減量達成した。
高価なロードバイク試乗で軽量化に目覚めてダイエットをした結果 - ロードバイク辛みのデスロード
体脂肪率-2.4%、筋肉量+1.3%で基礎代謝量が上がった
ダイエットは体重だけ減ってもダメ!体脂肪率が減らないと!なんてよく言われるけど、ジムの体脂肪計で測った結果、ちゃんと体脂肪が落ちて筋肉量が上がっていた。
健康的なダイエットになってよかった。
※画像左:2017年2月頃、右:2017年6月後半
標準よりも筋肉量が少ないので、きっと私は筋肉がつきにくい体質なんだろうな。
筋肉量が増えたので、基礎代謝レベルも上がった。
いいサイクルができてきたぞ。
見た目の変化:体型が絞られた
外見も結構変わった。腹、尻、太腿周りの肉がごっそり落ちた。
脂肪量が-1.5kg落ちて、筋肉量が0.5kg増加。
「脂肪は筋肉より体積が大きい」というが、今自分の体でめちゃくちゃ実感してる。
体積の多い脂肪の減少の方が大きかったので、 目に見えて身体は絞れた。
↓脂肪と筋肉に関する有名な画像。脂肪はでっかいな。
出展:筋肉と脂肪の大きさと重さのお話し。 | 札幌で骨盤矯正なら北24条駅前整骨院へ
なお、暇だったので体型の変化を絵にかきおこしてみた。
こんな感じで身体にメリハリがついてきた。筋肉は努力を裏切らない…。
今、自分至上最も健康的な身体をしている気がする。気がするっていうか間違いなくそう。
自転車を快適に乗るために減量を始めたが、目的が「ダイエット」だったらこんなに続かなかった気もする。
楽しさというモチベーションは超大事だ。
腹筋がうっすら見えてきた
家やジムで腹筋を鍛えたことは1度もないんだけれど、ロードは体幹を使うので気がつけば腹筋もついていた。
足の付け根の筋肉(腸腰筋というらしい)もついたおかげか、便秘にもあまりならなくなってきた。
ヒルクライムをがんばっていた頃はとくに腹筋周りの発達が顕著だった気がする。
最後は食事調整で-1kg
当初は消費カロリーと摂取カロリーのバランスで減量するつもりだったが、ロードバイクの1回のライドでの消費カロリーはあまりにも高すぎるため、かえって難しかった。
運動中に摂取カロリーを制限すると、ライド後に食べ過ぎてしまうし、疲労も回復しないからだ。
また、仕事のストレスで食べ過ぎてしまうことも多々あったので、食事制限は思っていたよりも難しかった。
食事は余裕のあるときに「炭水化物を少なめにする」程度で十分かなぁと思う。
最後の1kg減は仕事を辞めて、ちゃんと自炊をしだしてからだった(それまでほぼ外食か中食)。
タンパク質と野菜中心、さらに塩分少なめの食事にしたら、むくみがさらに減って-1kg落ちた。
食事管理をする心の余裕があるのはとてもいいことだなぁ。
サイクリングで消費したカロリーはいくらか
GARMIN(サイクルコンピューター)のデータによると、
合計距離:1114km
合計カロリー:27,040kcal
らしい。
起動していない時の走りも入れるともう少しありそうだけど、こうしてみるとたいして走ってないな…。
なお、単純計算すると、1g脂肪燃焼するのに必要なエネルギーは7kcalらしいので
27,040÷7=3,862
3.8kg分の脂肪を燃やすエネルギーを消費したことになる。
なお、スポーツをしている皆さんだったら分かると思うけど、すなわち3.8kg痩せるわけではない。体内に蓄えたエネルギー消費分とはまた別だからである。
走りにどう影響したか?
ぶっちゃけ、よくわかんない…。
それよりも、機材の軽量化の方に恩恵を感じるわ!!!
いろいろ調べたところ、結局、筋肉が負担する重量比が大事らしい。
速く走るなら、もっと鍛えて速く走るための練習しないとだめっぽいね。
減量の目標値を達成した今「いったい自分は何を目指していたんだろう?」という感覚がめちゃくちゃあるんだけど、何を目指しているんだろうね。
特に何も目指してはいないんだけれども、行きたいところができた時に自転車で行けるような身体と体力があればいいな〜とは思う。
次は禁煙でもしてみようかな。
会社を辞めて逗子海岸の「Bianchiビーチハウス」へ最高の夏を探しに行った
タイトルの通りだけど、会社を辞めた。なんというか、好きに生きようと思ったので。
で、好きに生きるためにはまずは好きなことをしないといけないので、早速平日にサイクリングにでかけることにした。
ぼ、ぼくは湘南が大好きなんだな!
逗子海岸にオープンしたBianchiビーチハウスへ行くんだな!
自転車で最高の夏を探しにいくんや。
真夏のサイクリング過酷っ!
コースは新宿から輪行して町田〜逗子までの40km。
早朝スタート、午前中に目的地にゴールであとは輪行して帰るという夏用プランだ。
当日、通勤ラッシュを避けて7時前に小田急線に乗り、町田までビューンとワープ。
この時期は日中に走るとリアルに熱中症で死ねるからね。気温の低いうちにライドを終えないとね。
って、朝8時ですでに35℃近くって…?(なお最高気温は43℃だった模様)
早速、走り始めて10分で熱中症特有の頭痛が始まったので、慌てて自販機でかぶる用の水を買う。
かぶる用の水:その名のとおり、頭や体にぶっかけて気化熱で体温を下げるための水。熱中症対策のひとつ。水道水、自販機の冷えた水、コンビニの氷(ぽっけに詰め込む)など、文明が高くなるほど効果が高い。
しかし、暑さで判断力が鈍っていたせいか、かぶる用の水をボトルに入れてしまう。
飲料はポカリなのでかぶれないどころか、飲料がペットボトルだと飲みながら走れない。逆や!
仕方なく、ボトルの水をぴゅっぴゅさせながら水をかぶる。あっという間に水が減ってしまったのでもう1本ペットボトルの水を買い、ポカリをボトルに移して解決。いきなりペットボトル3本分を消費してしまった。
平日の早朝ソロサイクリングは、熱中症になってしまうと死体で発見される確率が高くなるので、いつもの何倍も体調管理に気をつけなくては。
境川サイクリングロードでは、太陽に殺されないために木陰のある道を選んで走る。
あ〜境川サイクリングロードは相変わらず走りやすい。
最高の夏やで〜といいたいところだが…
むっちゃ向かい風。
20km前後しか速度が出ない。
仕方なく、目の前にいた体格のいいクロスバイクのお兄さんの後ろをついて走る。
バイクコバンザメと化したクソローディーの称号がキラリと光る。
30分おきに水をかぶりながら進んでいると、道に何か生き物が…。
親とはぐれた何かの雛。危ないので、自転車から下りて、草むらへと追いやる。
「危ないからおうちにおかえり〜しっしっ」
小さな命を救ったぞ。ついでにいうと、動物にびっくりして落車をするかもしれないローディーの大きな命も救った。
いいことをしたな〜。
相変わらずずっと向かい風だし、海に近づくにつれて風が強くなっている気がするが、景色は夏真っ盛りで気分はいい。最高の夏ライドはじまってる。
逗子海岸に最高の夏はあった
10:30頃に江ノ島に到着。ビーチハウスOPENが11時なのでちょうどいい時間だね。
ここで強風注意報が発令され、向かい風に続いてすさまじい横風と砂埃に襲われる。
湘南海岸沿いを走っているとようやくBianchiの看板が見えた。
海側の道に渡り砂浜に降りてビーチハウスまで砂浜を歩くことに…。
砂浜の自転車、新たな苦行感ある。
サイクルラックのある方向と逆側から海岸に下りてしまったため、無駄に砂浜を歩いてしまった。
※内陸側車線から高架下をくぐっていくルートがビーチハウスまでの最短距離。
ようやくBianchビーチハウスに到着〜!
目の前までいくと、店員さん数人が出迎えてくれた。
私の他にもBianchローディーが3人。Bianch歓迎ムードが嬉しい。
Bianchの本気空間!オシャレ!
私はといえば水を何度もかぶり砂埃にまみれながら来たので完全に濡れ鼠状態。
でもいいんだ。BianchiロードバイクでBianchiビーチハウスに来たかったんだ。
店内の物販でビーチハウス限定の迷彩柄のTシャツをゲット。
ひととおり店内を見て回ったら、あとはお楽しみのグルメ。
飲み物はやっぱりチェレステドリンクしかないっしょ。
気になるお味は…?ごくごく……グレープフルーツ味!
うんうん、ライドの後はやっぱりパスタだよね。Bianchiはイタリアのブランドだしね。
夏のライドは補給がゼリーとスポーツドリンク、塩分タブレット中心になるので、短時間のライドでも味覚の飽きが早くて辛い。
その分、普通の飯が本気で嬉しい。
強風で上のバジルがひゅーと飛んで行ってしまったが、もっちりな麺と夏野菜たっぷりのパスタは疲れた体にはうれしい限り。
海を見ながらまったり。
最高の夏はやっぱりここにあった。
「…次は…水着も持ってこような…海だし…」
長袖、長タイツの自転車フル装備の私(しかも湿っている)、ここに誓う。
Bianchiビーチハウスは、ロッカーもシャワー室も完備。
というか、シャワー室見るまで「海の家」だということを忘れていた。
着替えを持ってきてシャワー浴びてから帰るのでもよかったな〜。
帰りは逗子駅近くのマーロウでプリンをお土産に買う。
マーロウのプリンは相変わらず濃厚でクリーミーで大変おいしゅうございました。
はぁ〜神奈川県やっぱり最高すぎなんじゃないかな。
早く神奈川に引っ越すしかないな。というか、すでに引っ越すつもりで物件を探している。物件が見つかるまで、しばらくこの辺りに通うことになりそう。
ロードバイク8ヶ月目の初心者が富士ヒルクライム完走までにやったこと
今回は「富士山って自転車で登れるの?」「坂とか登れません」
「フジヒルって時間内完走できるの?」というレベルの超初心者向けです。
ブロンズ取りたいぜ!みたいな人は全く役に立ちませんので…。
ロードバイクを始めて8ヶ月目、Mt.富士ヒルクライムを制限時間内に完走した。
タイムは2時間33分。
女子全体でいうと大体700人中500位くらいだった。
まあこんなものでしょう。
ロードで毎週末走っている、というと「運動が得意なんですか?」とか「体力あるんですね」と言われるけど、運動をしていたのは小学生まで。
それ以降はずっと文化部だし、社会人になってからもデスクワーク中心。休日はネトゲに勤しみ「今日歩いたの100歩」という不摂生な生活で、毎日熱心にキーボードに打ち込んでいた。
それがなぜロード に目覚めたのか…という話はまた後日。
ロードバイクに乗り始めて山にいくまでは「もしかしたら小野田坂道君のようなヒルクライマーかも😌」などと淡い期待を抱いていた。
現実はというと、案の定そんなことは全然なく、山ではチャリを押して登る日々。
絶望しか感じなかった。
そんな私が富士ヒルまでにやったことをメモしていく。
1.プロのヒルクライム講習会に行った
リンケージサイクリングを運営する元オリンピック代表・田代恭崇さんの講習会に参加した。
脚力も体力もない私のようなタイプは体幹を使って重心の力を借りないと、まったく登れない。
逆にいうと、体幹を意識して使えば、のろのろ運行でも脚と心肺を温存しながらある程度の距離が登れる(速くはない)。
講習では重心とバランスの話が中心だったが、これがロードバイクの基礎だったんだなぁと今ひしひしと感じている。
ヒルクライムの練習がたっぷり取れる人は試行錯誤しながらでもいいと思うが、あまり乗る時間が確保できないという人はプロの指導がおすすめ。
フォームの指導もしてもらえるし、プロのバイクさばきが見られたのも貴重な体験だった。
2.装備を軽量化した
偶然にも会社にロードバイクの神(元実業団)☺️🙏✨がいたので、神☺️🙏✨のお下がりのパーツをいくつかもらった。
カーボンホイール(中古) 前後合わせて1400gくらい
脚周りのパーツ交換は効果がでかい、というのはタイヤ交換ですでに証明済みだった。
しかし、タイヤと違ってホイールは高い。
コスパ最強と言われるゾンダですら5万円と、そこそこいいクロスバイクが1台買えてしまうほどの値段。
ただのユルポタマンがそこまで金をかけるべきなのか?とうだうだ迷っていた矢先に神が降臨☺️🙏✨
0円でカーボンホイール(合わせて1400gくらい)を譲ってもらえた☺️☺️☺️☺️🙏✨✨✨✨
初期タイヤ(鉄下駄)が大体2000gなので、600gも軽量化したことになる。
600gの脂肪に例えると5400kcal消費分。
カーボンホイールだと普通に買うと安くても10万円前後分。
その効果はというと、ギア3枚分の違いを感じるほどで、富士ヒルのような長距離ヒルクライムでは恩恵しか感じないレベル。
経験者からお古のパーツを貰えるだなんて漫画の世界だけかと思っていたけど、現実世界でも起こるだなんて。
神は存在した☺️🙏✨✨✨✨✨✨✨
軽量サドル
これまた神☺️🙏✨✨からいただいた軽量サドル。
黒い方はカーボンサドルで、軽いがカチカチのツルツルで「サドルは添えるだけ」「尻も添えるだけ」の代物である。
神☺️🙏✨も「レースで2、3時間の時に使っていた」というガチ仕様。
つまるところサドルなのに座るものではないサドルなのだ。
サドルの概念が崩壊する話だね。
富士ヒルで使うか迷ったけど、
と、これから山と勝負しないといけないのに、尻でサドルとも勝負するはめになるので、本番は白いサドルに決定。
私、サドルには座りたいの。
本番ぶっつけになったが、相性は問題なく、尻は不発に終わった。
3.山に登った
と言っても「トレーニング!」という感じではなく、いつも通りの週末のライドを山メインにしただけである。
2月 ヒルクライムの感動を味わった「箱根(国道1号線)」
なんで2月の寒波の次の日に登ったんや。というツッコミを今でもしてしまう極寒の箱根ライド。
この頃は体幹が弱く、腰が痛くなって何度も休憩しながらなんとか押さずに登りきった。
「箱根登れた!」という事実が嬉しくて嬉しくて、これがなければ富士ヒルに出ようとは思わなかったかもしれない。
後日、友達に箱根(と大湧谷)にチャリで行ったというと「すごい。頭おかしいのでは」と言われたのは良い思い出。今考えてもこの時は頭おかしかった。
3月 心が折れた「飯能の峠(高山不動尊峠、天目指峠、山伏峠)」
リアルに山の中で泣いた峠。
「富士ヒル終わったらもう坂には登らない」と天目指峠の中腹で誓った(それくらい辛かった)。
心の根幹が折れると、ヒルクライムそのものを嫌になってしまう可能性があるので、峠の選択は大事だと学習した。
なお、富士ヒルが終わった今、また富士山行きたいな〜なんて気持ちになっているので、人間わからないものである。
4月 自信がついた「裏ヤビツ峠」
裏ヤビツはそこそこ距離があり(18km)、この頃から富士ヒルの練習を意識しながら登り始めた。
相変わらず体幹が弱くて腰が痛かったが、引き足を使ったり、ももの筋肉を使ったりと、脚の筋肉の使う場所を変えながら走ることを覚えた。気がする。
なお、峠のてっぺんに出店や売店があるかな?とご褒美を期待して登るも「何もない」(売店あるけど閉まっている)というのがヤビツ峠の激アツなところ(自販機のみ)。
このへんで、ヒルクライムは「激坂でなければいけるかも」くらいの自信がついてきた。
4月 経験者の嘘を見抜けた「都民の森」
「コースの予習をしておくと心構えができて楽(精神的には。肉体は変わらずきつい)」というのが分かってきた頃。
すると、経験者特有の「大丈夫」「余裕」「あと少し」などの嘘も見抜けるようになるが、見抜けた方がいいのか悪いのかは分からない。
富士ヒルの距離とほぼ同じ25kmなので、富士ヒルも完走はできそう、という気持ちにはなった。
だが、肝心の「3時間15分以内の制限時間」というところに不安が残る。
5月 何かが壊れた「渋峠」
ローディーなら一度は行きたいと絶景で有名な渋峠でハンガーノックになり、生命の危険を感じた。
ぶっちゃけ、限界すぎて絶景に感動する余裕が皆無だった。
補給、まじで大事。特に山。
補給をミスるとリアルに死ぬ。
これ以降、ライド前はしっかり食べ、ヒルクライムの途中でも空腹を感じたらすぐに補給するようになった。
ライド後2週間は、ハンガーノックの影響ですさまじい飢餓感に襲われ、日常生活にも支障がでてしまった。
富士山はこのスケール感で斜度がマシで「渋峠よりは優しい」と思えたので、経験として登っておいてよかったなぁ…と今だから思える。
6月 本番の試走「富士スバルライン」
なぜ2週間連続で富士山に登ることになったんや???
と何度でも叫びたいところだが、結果的にコースがどんなものか分かったし、試走しといてよかった。
そして、何事もなければ制限時間内に完走できることがわかった。
料金所でローディーのパパママに連れられた10歳くらいの自転車に乗った女の子が
「みんな車で登るのずるい…」
と言って帰りたいオーラをモリモリと出していたのが印象的だった。
その気持ち、わかるよ☺️
食事制限をした
減量というか、今よりも体重を増やさないように気をつけた。
せっかく機材を軽量化しても自分が重くなると意味がないので…。
炭水化物を減らして、タンパク質と野菜中心の生活にしただけだが、案外炭水化物なしでもいけるんだなぁ。
登った山々のおかげか、体重がある一定値になるとうっすらと腹筋が見えるように☺️
なお、体型はスポーティーになっても全く速くはなっていない。
………
以上が私が大会までにやったこと…と書くと大げさだけど、楽しく継続的にロードバイクに乗って経験値を稼ぐのが一番だなぁと思った。
ヒルクライムは相変わらずきつくて辛いけど、ペダルを回せば確実に前に進むし、前に進めば頂上には必ず到達できる。
この達成感がうれしくて、仕事が辛い時ほどヒルクライムを頑張れてしまった。
なお、神に「富士山登れました!」と報告したら
「どう?90分切れた?」
とナチュラルに返され、格の違いを感じた。
※本番のタイムは2時間34分
尊い☺️🙏✨✨✨✨✨✨
本気勢はこの本でも↓